アイナックス稲本は業務用洗濯機でシェアNo.1の総合エンジニアリング企業です。業務用洗濯設備と言うと、一般的に想像するのは、コインランドリーを思い浮かべるのではないでしょうか？当社が製造販売している洗濯機械設備は、洗濯処理をする為の工場設備です。最大の洗濯機は電車の車両1両分程の大きさになります。洗いだけでこの大きさですから、脱水、乾燥、アイロンなどの後工程にある設備も同様に大きな機械を開発製造しています。ホテルや病院等で使用される、洗濯処理を必要とするリネン、ユニフォームなど様々な商品を、ランドリープラントへの入荷から洗濯、仕上げ、出荷迄すべての洗濯に関する衛生工程を生産ラインとして、提供しています。

洗濯プラントは近年大型処理工場化が進んでいます。大きなプラントは数十億の規模になり、検討から稼働迄は約2年半ほど掛かります。プラントの大型化と共に、省人化、効率化、エネルギーコスト削減等、お客様の多くの要望と課題があり、それらを解決するためには、弊社は社内部署を横断して取り組んでいます。プラント建設は、排水処理、水の使用、熱対策、工場内の作業者の環境等、プラント稼働が周囲の環境に与える影響にも配慮が必要です。プラントは完成すると地図に乗りますし、地域の雇用にも貢献します。大きな責任感と共に大きな達成感を感じ、「社会の衛生を守る」仕事として、使命を持って洗いのプラント建設に取組んでいます。

洗いへの要望は様々な市場からあります。リネン素材も多様化し、仕上がり等、市場要求は繊細かつ高品質性を求めています。現場が抱えている生産性の工場、エネルギーコスト削減等の課題解決には、機械開発だけではなく洗いそのものへの追究も重要です。また、洗いの要望はリネンだけでなく、プラスチック類再生の為の洗い工程、或いは、染色の機械としての転用等様々な要望が有ります。社会の変化と共に、新しい洗い用途技術への要求があり、日々洗いに対する要求事項は進化をしています。当社はこの市場要望にお応えするために、洗いに関する様々な技術要素の研究開発に取組んでいます。